<アンプ_(楽器用)の知識>
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2007/12/02 日記<アンプ_(楽器用)>
アンプ_(楽器用)
楽器用アンプ(がっきようアンプ)とは、もっぱら電気楽器、電子楽器と組み合わせて演奏することを目的として設計、製造された音響機器である。発音機構を持たない電子楽器類の、発音を担う。アンプとはいうものの、家庭でのオーディオ再生用のアンプや計測用のアンプと異なり、ほとんどがスピーカを持つこと、あえて平坦な周波数特性や低い歪率を狙わない場合が多いこと、各種エフェクタを内蔵する場合があることなど、楽器の一部としての機能を追求している。これらの特徴は楽器用アンプを音作りの一環として用いるエレクトリックギター用アンプに著しく、楽器本体である程度音が完成されているキーボード類では比較的フラットで低歪率のものが用いられる。
用途別分類
楽器用アンプとして概ね以下の分類が可能である。
エレクトリックギター用
一般的にアンプ部分とスピーカー部分が一体化されたタイプ(コンボアンプ)と、アンプ部分とスピーカー部分でそれぞれ独立したキャビネット(ボックス)に分離されたタイプ(スタックアンプ)に大別できる。コンボアンプの多くは、キャビネットは後面開放型である。このためにサイズから求められる一定の波長以下はキャビネットの前後で打ち消しあい、低域の周波数特性は減衰する。スタックアンプの場合は大音量で鳴らすと「箱鳴り」という、キャビネット自体が共鳴して音を出す現象が生じる。あまり目立った箱鳴りは敬遠される事もあるが、アンプ自体の音のキャラクタの一要素にもなるため、アンプシミュレータでは、箱鳴りを再現する機能が付いている事が多い。
アンプ部分
アンプ部分は音量、音質をコントロールするプリアンプ部とリバーブ、トレモロなどのエフェクター部、スピーカーを駆動するパワーアンプ部からなる。初期のギターアンプはボリューム+簡易なトーンコントロールという組み合わせだったが、奏法の変化により、アンプの音量を上げない状態でも歪んだ音を出したいという要求が高まり、プリ部とパワー部で独立した2ボリューム構成とすることで、プリ部のボリュームを上げてパワー部を絞れば、プリ部で発生した歪みをパワー部で任意の音量に出来、また、パワー部のボリュームを上げた状態でプリ部のボリュームでコントロールすればクリーンなトーンが得られるようになった。後にはメサブギーに見られるように、さらにオーバードライブ段を追加して3ボリュームとしたモデルも出現した。トーンコントロールの設計はオーディオ用とは全く異なり、Hi''-Treble''(高音域)、Mid.(中音域)、Low''-Bass''(低音域)の3バンドを中立位置にしてもフラットな周波数特性にはならない。中立位置においては一般に中音域を減衰させ、高音域、低音域を強調するカーブが用いられる。
スピーカー部分
スピーカーはもっぱら全音域に対応出来るようにフルレンジユニットが用いられる。1基〜4基のスピーカーを単一のキャビネットに装着する。また、スピーカーキャビネットを複数台積み重ねたり並べたりして使う事もある。大規模なコンサートでは、壁のように横一面に並べて設置することもある。1つのキャビネットあたり、12インチx4が一般的なプロの標準である (ヘヴィメタル、ポップバンドなど)。アマチュア用でも音域を出すのなら、12インチが好ましいとされている。日本の家屋では一般に大音量を出せないので、小型アンプでも大型アンプを大音量で出力した際の音の響きを再現出来る(モデリング機能)タイプが増えている。エレクトリックベース用
基本的にギターアンプと構成が近いが、アンプ自体で歪ませる用途はさほど考慮していない。トーンコントロールはギター用に近いカーブのものからオーディオ用に近い中間値でフラットになるものまで各種あり、トーンコントロールに加えて数バンドのグラフィックイコライザーを搭載した機種もある。バンド形式の場合エレクトリックギターに歪みをまかせイコライザーのみの調節で別につなげるエフェクターは使わない場合が多い。奏法の変化に伴い、特にチョッパー奏法が一般化して以降は高域の再生の為にアンプ、スピーカーともワイドレンジ化が進んだ。スピーカーはフルレンジ〜マルチウェイまでバリエーションに富んでいる。スピーカーキャビネットはギター用で一般的な後面開放型は用いられず、密閉型、バスレフ型、各種ホーン型などが用いられる。これは低域を十分な音圧で再生する為である。
アコースティックギター用
もっぱらアコースティックギターに内蔵されたピックアップ (楽器)|ピックアップの出力を受け、演奏するために用いられる。エレクトリックギター用に比べて歪ませて使う用途が想定されにくい事からアンプ、スピーカーとも低歪みに設計されている物が多い。
キーボード用
電子ピアノ、シンセサイザーなど音域の広い楽器を再生するために、楽器用アンプの中ではもっとも広帯域、低歪率が要求される。キーボード専用アンプとして設計された物を用いる場合と、小型のPAシステムを流用する場合がある。
ロータリースピーカー
ロータリースピーカーを参照。
その他専用
オンド・マルトノなど楽器の一部として特殊な構造のスピーカーをセットで用いている。
構成別分類
回路構成
増幅素子として半導体あるいは真空管を用いる。特にギターアンプに関しては柔らかく温かみのあるディストーションサウンド(歪み音)が得られるとされ、根強い真空管信仰があり、現在でも真空管を利用した多くの新製品が登場している。
スピーカー
ユニット
オーディオ用と異なり、常時大音量で使用されることから耐入力および耐久性が重要なスペックとなる。かならずしもフラットな特性は必要とされず、ギター用の場合は数kHz付近にピークを持つ特性の物が要求される場合がある。複数本搭載される場合は、デザイン上、前面ネットを通して本数を表わせるようにセンターキャップは銀色などに彩色される場合がある。
キャビネット
持ち運びを前提として設計されているので、外装にはコーナープロテクター、キャスター、ハンドル(持ち手)など様々な工夫がなされている。ギターアンプの場合、傾斜して設置できるようなスタンドが装備されている場合がある。一般にスピーカーユニット保護のためのサランネットが必ず装備されており、アンプによってはより強固な金属製ネットが用いられている。これらのネットは通常取り外しができず、ユニットの交換はキャビネット後面より行う。
付加機能
: ギター用としてはスプリングリバーブやトレモロ等が一般的であったが、ローランド社のJC-120で装備されたコーラスアンサンブルは大ヒット商品となった。
: 昨今はDSPなどのデジタル信号処理を用いたエフェクターが小型かつ廉価になったため、搭載している機種が見られるようになった。特に小型の練習用アンプでは、大型のアンプの音色をデジタル処理で再現するモデリング機能付きアンプが増えている。これらのアンプでは他社の製品を模倣することも多い為、直接模倣対象の製品名を示すことは少ない。しかし「判る人には判る」ような言い方で模倣対象の製品は暗示される。
アクセサリー
: スピーカー出力を減衰させてラインレベルとし、録音用に用いる。
: 入力インピーダンスが高いためハム音|ハムノイズを拾いやすく、電源プラグを配線用差込接続器|コンセントに挿しこむ向きを変えると低減する場合がある。これをプラグの差し替えではなく操作パネルで行なうためのスイッチ。ON(ノーマル)-OFF-ON(リバース)の3点トグルスイッチを用い、電源スイッチと兼用したものも多い。
主なメーカー
* アンペグ(Ampeg)関連項目
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◆アンプ_(楽器用)についてピックアップ もっぱらアコースティックギターに内蔵されたピックアップ (楽器)|ピックアップの出力を受け、演奏するために用いられる。エレクトリックギター用に比べて歪ませて使う用途が想定されにくい事からアンプ、スピーカーとも低歪みに設計されている物が多い。 キーボード用 電子ピアノ、シンセサイザーなど音域の広い楽器を再生するために、楽器用アンプの中ではもっとも広帯域、低歪率... |
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