<ウォークマンの知識>
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2007/12/08 日記<ウォークマン>
ウォークマン
ウォークマン(WALKMAN)は、ソニーが1979年7月1日に発売した携帯型ステレオコンパクトカセット|カセットプレーヤーの名称であり、現在ではソニー製ポータブルオーディオプレーヤーの総称となっている。
場所を選ばず、いつでもどこでも音楽が聴けるため社会現象になるほどの大ヒット商品となった。
概要
もともとはポータブルモノラルテープレコーダーの「プレスマン」から録音機能を省き、ステレオ再生用ヘッドに置き換えステレオの再生に特化して誕生したものだった。初号機「TPS-L2」にはその余った内蔵マイクや録音回路を生かし、外部の音を拾いヘッドフォンでモニタできるというホットラインと呼ぶボタンがあった。初号機はヘッドホンを2台接続でき2人で同時に音楽を聴くことができたが、相手に話しかける際にボタンを押すことで双方がヘッドホンを外さなくても会話できることから、2人を直接繋ぐ意味でホットラインと名づけられた。* 日本向けには最初から「ウォークマン」の商品名で発売されたが、アメリカやイギリスなどの英語圏で「歩き男」を意味する和製英語には拒否反応が起こり、社内やマーケットリサーチにおいても「この名前では売れない」という反対があったという。そこでアメリカでは「Sound about」(ちょいと聞くの意)、イギリスでは「Stow away」(密航者の意)の商品名で発売された。しかし、外国人旅行者らによって日本から「ウォークマン」が土産として”輸出”され、国外でも瞬く間に「ウォークマン」の知名度が高まったことから、1年も経たずに「Walkman」に統一された。この判断には、当時の社長盛田の独断的な決定があったとされる。結果的にこの決定は世界での普及によって裏打ちされたことになる。* オーストリアでは、独占的に「ウォークマン」をソニー製オーディオプレーヤーとして商標利用することが認定されておらず過去に法廷でも争っている。現在でも「ウォークマン」の商標としての独占使用は出来ない。* 日本では、登録商標である「ウォークマン」の名称があまりにも広がって一般名詞化したために、他社製のポータブルオーディオプレーヤーも「ウォークマン」と称されることがあったが、近年ではiPodが爆発的に普及した影響でそういった現象はほとんど見られなくなった。* 2007年の時点では、ウォークマン(フラッシュメモリ型)(2004年までは「ネットワークウォークマン」と呼ばれていた)、ミニディスク|MDウォークマン、コンパクトディスク|CDウォークマン(当初は「ディスクマン(Discman)」と呼ばれており、後に8cmCD専用機として「CDウォークマン」の商標が登場したが、1997年10月以降「ディスクマン」と「CDウォークマン」とは統合された)などを中心に販売されている。また、DATウォークマン、ビデオウォークマンも息長く販売されている。海外では、ラジオウォークマンも存在する。(日本でも、ウォークマン初期にはラジオウォークマンが存在した。)2001年になってDVDウォークマンが登場した(それ以前にDVDディスクマンも存在した)。なお、ウォークマン(カセット)は現在も継続して販売されているが、音楽を聴くためではなく語学学習に使われることが多くなったので、現在発売されている機種はそれを意図したものとなっている。一時期は子供向けのモデルも「My First Sony」のラインナップの一つとして存在した。
独自規格 マイクロプラグ
ステレオミニプラグを採用するヘッドホンやアクティブスピーカーをつなぎたい場合は、変換アダプターにより接続する必要があったが、初期の機種は機種付属のアダプターを用いると、リモコンが使えなくなるという弱点も持っていた。* 1990年代後半にマイクロプラグ〜ステレオミニジャックの変換コードがアクセサリーで用意され、リモコンが使える状態で他社製のヘッドホンや外部機器にも接続できるようになった。ディスクマン(現CDウォークマン)やMDウォークマンにおいても採用されてきたが、1997年の秋口より他社と同じステレオミニプラグ(+リモコン専用端子)に方針転換を行った。
リモコンの形態の変化
カセットでは、液晶画面の周囲にドットが配置され、テープの走行状態に合わせてドットが回転するリモコンが採用された。* CDウォークマンでは「eyeコマンダー」と呼ばれるリモコンが採用された。「(一部の機能を除いて)全ての操作が出来る」と謳ったこのリモコンは、それまで本体操作に限定されていた音質調整やプレイモードの操作を可能にした。加えて「くるくるクリップ」と称する回転式クリップや、バックライト搭載タイプには「ライトボタン」も採用されている。* MDウォークマンでは、ヘッド部を動かして再生・頭出しなどの基本操作を行う「スティック・コントローラー」が採用された。字のごとく、細長い形状のリモコンであった。「スティック・コントローラー」は、1996年〜1997年夏のモデルでも使用できるよう、アクセサリーとして別売りもされていた。(機種により、バックライトや液晶表示に関する制限がある。)1999年には、改良型の「スマート・スティック・コントローラー」も登場した。ヘッド部分をスライドされることで基本操作を行え、片手でのオペレーションを可能にした。初期のものは液晶画面の表示文字数が6文字だったが、後に9文字に変更された。尚、録音機能付モデルにはトラックマークボタンが別に配置されている。* 2000年に入ると、ミニディスク#MDLP|MDLPの採用に合わせて「スティック・コントローラー」がモデルチェンジを行い、同時にCDウォークマンにも採用されるようになった。初代と同じくヘッド部分を回して再生・頭出しを行う方式に戻ったが、音量調節がヘッド部分を手前に引いてからヘッド部分を回転させて行う方式になった。2001年には、漢字表示対応MDウォークマン用リモコンも登場した。* 2002年にはさらにモデルチェンジを行い、従来ヘッド部分を動かして行っていた再生・頭出しを、ジョグレバーによって行う方式に変更した。(それに伴い、ヘッド部は音量調節機能・メニュー選択のみとなった。)また、従来カナ表示対応型と漢字表示対応型とで異なっていたデザインも統一された。加えて脱着式のクリップが採用され、向きを変更することが可能になった。さらに、HDD対応のネットワークウォークマンおよびウォークマンAシリーズのHDDタイプ(NW-A3000/A1200/A1000)でも使用可能である。この世代のリモコンは現在でもMD/Hi-MDウォークマンにも採用されているが、機能の増加に合わせマイナーチェンジを行っている。* 2004年に入ると三行漢字表示対応のリモコンが用意された。これは同年1月に発表された新規格「Hi-MD」対応のMDウォークマンに採用されたものであり、曲検索およびメニュー操作にジョグダイヤルが新設され、操作性の向上がはかられた。基本操作にはジョグレバーが採用されている。これは一部のHi-MDウォークマンおよびHDD対応ネットワークウォークマン(Aシリーズを除く)に対応している。またCDウォークマン向けには10月の新製品発表に合わせ、スティック・コントローラーが一新された。左部には回転スイッチによる表示・プレイモード・音質調整が、右部には頭出し・フォルダスキップと音量調節にジョグレバーがそれぞれ割り当てられた。また、曲の検索を容易に出来るよう、新たにサーチボタンが増設された。加えて回転式のクリップや白色のバックライトが搭載されている。
型番について
ウォークマンの型番には、一定の法則がある。ハイフンより前
製品種別
ウォークマン(カセット)
ラジオウォークマン(日本では生産終了)
: SFR-6以降、ラジオはウォークマンにラジオチューナーを内蔵する形で存続している。海外向けには「ラジオウォークマン」が現在も生産されている。
CDウォークマン(ディスクマン)
* D-NE830 (デジタルアンプ搭載。ATRAC CD再生対応。MP3 CD再生対応。iTunesで作成したMP3 CDの再生可能、ただしMP3形式のみ再生可能。漢字表示対応リモコン付属。)DVDウォークマン(ディスクマン)
DATウォークマン
MDウォークマン
初代
Eシリーズ(再生専用機)
Fシリーズ(ラジオ付き再生専用機)
Rシリーズ(録音再生機)
Rシリーズ(MDステーション対応)
N/NEシリーズ(NetMD対応機)
Hi-MDウォークマン
EHシリーズ(再生専用機)
RH/NHシリーズ(録音再生機)
DHシリーズ(Hi-MD PHOTO対応機)
ウォークマン(ネットワークウォークマン)
日本ではウォークマンに改名されたが、日本以外ではまだネットワークウォークマンの名がつけられている。
MSシリーズ
初期のネットワークウォークマン。MagicGateに対応したメモリースティックを使用する。
MSシリーズ(メモリー内蔵型)
HDシリーズ
2004年7月より展開されたハードディスクタイプのウォークマン。
特徴は他社のハードディスクプレイヤーを引き離す抜群のスタミナで、NW-HD3までのモデルは最大で連続30時間再生、NW-HD5/HD5Hではハードディスクプレイヤーでは世界最長の連続40時間再生を実現した。
また、不意の衝撃によるハードディスクの破損対策として、重力加速度センサーと耐衝撃ダンパーを搭載。重力加速度センサーが本体の落下を検知すると瞬時にヘッドが退避し、ハードディスクを衝撃から守り、さらに耐衝撃ダンパーがハードディスクにかかる物理的な衝撃を和らげる。
再生可能なフォーマットは当初はATRAC3/ATRAC3plusのみだったが、NW-HD3以降のモデルからMP3に対応。(NW-HD1/HD2のユーザー向けにも有償アップグレードでMP3に対応した)
だが、NW-HD5のみ十字キーのボタンがすぐに割れるとの報告が多数寄せられた(参考:http://japanese.engadget.com/2005/07/04/nw-hd5-button-crack/
ソニーのNW-HD5に「ボタン割れ」の報告 - Engadget Japanese)。; ラインナップ
Eシリーズ
2006年以降は、Aシリーズ、Sシリーズに次ぐエントリーモデルとしての位置付けになっている。; 現行機種
: NW-E005/003/002の後継モデルとして2007年4月11日に発表され、4月21日から発売された。Eシリーズ初の4GBメモリもラインナップに加えられている。ダイレクトUSB接続に加え、S700F/S600シリーズから採用された高音質技術「クリアオーディオテクノロジー」、CDジャケット表示が可能な液晶ディスプレイなどを搭載する。; 生産終了機種
: NW-E407/405/307/305の後継にあたる。2006年6月10日に発売され、USBメモリのような形が特徴で、初めてダイレクトUSB接続が可能になる。対応フォーマットはMP3/ATRAC|ATRAC3(plus)/Windows Media Audio|WMAの他に、初めてAACに対応した。* NW-E507(フラッシュメモリタイプ/1GB)
: 2005年3月に発売され、愛称は「ウォークマンスティック」。E507/505はネットワークウォークマンとして初めてFMチューナーを搭載した。有機ELディスプレイを採用し、「香水瓶」をイメージさせる美しく機能性に優れたデザインが好評を博したことで、一時は市場でiPod shuffleの売り上げを追い抜くほどの人気を得た。このデザインはAシリーズのフラッシュメモリタイプにも引き継がれ、その後のフラッシュメモリタイプウォークマンの基本デザインとして受け継がれている。Aシリーズの発売と共にE507/505は生産を終了した。
: かつて存在した「ビーンズウォークマン」以来のビーンズ型を採用し、愛称も「ウォークマンビーンズ」であった。FMチューナーが搭載され、E407/405とAシリーズの中間に位置していた。* NW-E107(フラッシュメモリタイプ/1GB)
Eシリーズには、日本で発売されなかったモデルが存在する。
: NW-E207/205は、NW-E307/305のFMチューナーなしバージョンである。
: いずれも海外市場向けに発売されたもので、日本国内では入手不可能であった。
Aシリーズ
2005年9月に発表され、11月より展開されたシリーズ。AシリーズのAは「''All in one''(全てを備えた)」「''Advanced''(進歩した)」「''Attractive''(魅力的な)」の頭文字を意味し、ウォークマンを象徴するトップモデルに位置づけられている。第1世代
これまでハードディスクタイプとフラッシュメモリタイプで分かれていたシリーズ区分を統一。コンセプトは「使えば使うほどユーザーの好みに合わせて“進化”し、人と音楽を深く結ぶ」。
最大の特徴は、聴いているアーティストに関連したアーティストを探す「アーティストリンク」や、ユーザーの好みや関連アーティストなどの情報を利用したシャッフル再生モード「インテリジェントシャッフル」となっている。
また、専用のアプリケーションソフトウェアはこれまでのSonicStageに代わって新開発の「CONNECT Player」に変更されたが、ソフトウェアの動作の遅さや、インストール関連の問題などの発生に批判が集まった。これに対して欧州ソニーは、ユーザーに不便をかけたことを謝罪するとともに、トラブルを抱える対象製品のユーザー向けにFAQを公開するとともに、トラブルが解決しない場合には転送ソフトウェアとしてSonicStageを利用する解決策を提案した。日本のソニー広報センターによると、この発表は「ユーザーからのトラブル報告が急増したことを受けてのもの」としている。
なお、2006年5月25日にCONNCT Playerの機能を完全に取り込んだ「SonicStage#SonicStage 4.x|SonicStage CP」がリリースされたことで、現在はSonicStageに一本化されている。
http://support.sony-europe.com/DNA/Hotnews/hotnews.asp?l=en&f=ConSon
Sony WALKMAN Support | IMPORTANT NOTICE FOR SONY WALKMAN OWNERS - 欧州ソニーによる発表文(英語)
再生可能なフォーマットはATRACとMP3がデフォルトだが、2005年12月より配布が開始されたファームウェアでWMAに対応、2006年5月25日より配布が開始されたファームウェアではハードディスクタイプのみではあるがAACに対応。但し、WMAとAACの両者とも、著作権保護がされたデータは転送・再生不可能となっていた。ラインナップ
: フラッシュメモリタイプはFMチューナーを搭載していた。第2世代
2007年3月7日に発表され、3月21日から発売された。今回から、動画再生(H.264(AVC)及びMPEG-4)に対応し、2インチ240×320ドットのカラー液晶ディスプレイを備える。音質面では、DSEE(Digital Sound Enhancement Engine)をウォークマン本体に初めて搭載し、S700F/S600シリーズから採用された高音質技術「クリアオーディオテクノロジー」もより強化されている。デザインは前モデルの面影を残しつつも薄型のカードタイプとなった。
付属ソフトには「SonicStage CP」の他に、動画作成用として「Image Converter 3.0」が付属し、起動時に「WALKMAN Launcher(ウォークマン ランチャ)」で選択することができる。また、前モデルで不評だった操作レスポンスが向上し、利便性が向上している。ラインナップ
ウォークマン初のワンセグ対応モデル。画面も第2世代の2インチから2.4インチに拡大。「クリアオーディオテクノロジー」やノイズキャンセリング機能も搭載する。* NW-A919(フラッシュメモリタイプ/16GB)
Bシリーズ
日本では未発売のモデル。楽曲の転送はドラッグ&ドロップで行いSonicStageは使用しない。そのためATRAC3 / ATRAC3plusには対応していない。MP3とデジタル著作権管理|DRMなしのWMAのみ対応。FMチューナー内蔵。* NWD-B103F (1GB)
Sシリーズ
2006年9月より国内展開。SシリーズのSは「''Specialized''」を意味しており、ある機能に特化した一連のモデルを指す。; スポーツモデル (第1世代)
Gセンサーを活用した様々な機能(消費カロリー・歩数・距離計測、ミュージックペーサー、シャッフル・シェイク)を搭載。防滴II型。FMチューナー搭載。* NW-S205F/B(フラッシュメモリタイプ/2GB)ネット直販サイト「ソニースタイル」限定
S700F/S600シリーズ
2006年10月12日に発表され、10月21日より発売された。このシリーズから、可逆圧縮であるATRAC#ATRAC Advanced Lossless|ATRAC Advanced Losslessと、非圧縮のリニアPCM再生に対応し、高輝度カラー有機ELディスプレイを搭載。
ソニー独自の高音質技術「クリアオーディオテクノロジー」を初採用し、さらにノイズキャンセリング機能を本体に内蔵するなど、高音質を追求したモデルとなっている。また別売のケーブルと本体付属のアダプターを使用することで、CDプレーヤー・MDプレーヤーなどから直接録音できるダイレクトエンコーディングも可能となった。アクセサリーとの組み合わせで、同時発売されたNETJUKEとの連携がより強化されている。S700F/S600シリーズの市場投入により、国内のデジタルオーディオプレーヤー市場におけるソニーのシェアは25%程度にまで回復した。「もっと、音楽とひとつに。」のキャッチコピーは、S700F/S600シリーズ以降のフラッシュメモリ型ウォークマン、NETJUKE、Hi-Fiオーディオ機器で共通して用いられている。* NW-S706F/T(フラッシュメモリタイプ/4GB)ネット直販サイト「ソニースタイル」限定
: S600シリーズは、S700Fシリーズからノイズキャンセリング機能・FMチューナーを省いた廉価モデル。ほぼ同等の機能を持ったE010シリーズが存在するためか、S700Fシリーズよりも先に2007年7月で生産を終了している。; 高音質・動画対応モデル (第3世代)
2007年9月11日、「クリアオーディオテクノロジー」を搭載した「NW-S710F/S610Fシリーズ」を発表。発売は同年10月20日。S710Fシリーズにのみノイズキャンセリング機能を内蔵する。デザインはS700F/600シリーズから大幅に変更され、A800シリーズに近い物となった。* NW-S718F(フラッシュメモリタイプ/8GB)
対応フォーマット騒動
1999年に初代機種が発表されたソニーのメモリースティックウォークマン(後のネットワークウォークマン、以下NWウォークマン)は、「MP3の再生に対応する」という大方の予想を裏切り、新開発のATRAC|ATRAC3を唯一の対応コーデックとしていた。この機種では、既にMP3ファイルによるライブラリを保有しているユーザーに対して「付属ソフトによるATRAC3への変換」という手段が用意されていたものの、再エンコードは原理上音質の劣化を招き、また時間もかかるため現実的な解決とはいえなかった。当時のPCユーザーの間ではMP3が既にデファクトスタンダードと化していたため、この仕様には失望の声も多く聞かれた。同社はその後もNWウォークマンのATRAC3系コーデック単独対応を続けるとともにATRAC3の高音質をアピールし、一般ユーザーには草の根での積極的な利用を呼びかけた。しかしユーザーの反応は極めて鈍く、同フォーマットはいつしか「ソニー製品と非PC系家電のみの専用フォーマット」という言葉の似合う存在に変貌しつつあった。5年近くに渡って続いたこの状況を図らずも打開するきっかけになったのは、2004年夏に投入されたHDDタイプのNWウォークマン、"NW-HD1"である。当時、HDD内蔵型オーディオプレーヤー市場はアップルコンピュータのIPod|iPodシリーズによる事実上の独占状態であった。このため、携帯型音楽プレーヤーの代名詞とも言えるウォークマンの市場参入は世界中の注目を浴びることとなった。しかしふたを開けてみればこの製品が対応するコーデックはまたしてもATRAC3とATRAC3plusであり、MP3はPC上での変換のみの対応だった。この仕様は以前のNWウォークマンから受け継がれたものであり予想の範疇内ではあったが、さらに音楽転送用に用意されたSonicStageはインストールすら出来なかったり、非常に動作が重たかったりする代物であった為にPCユーザーの間にはこれまでにない敬遠・拒否反応が起こった。当時の安藤国威社長をもって「半年〜1年でiPodを追い抜く」と豪語された同製品はこのため、思いもよらぬ苦戦を強いられることとなった。この騒動を受け、同社は2004年秋に方針を転換。MP3非対応を貫いていたこれまでの姿勢を改め、新機種からはMP3に完全対応するとともに既発売機種(HDDタイプのみ)には有償アップデート手段を用意すると発表。NWウォークマンをめぐる5年間もの大騒動は、ひとまず幕を閉じることとなった。
ウォークマンケータイ
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ|Sony Ericssonの携帯電話でウォークマンの機能を内蔵したもの(音楽携帯)。海外では同社の主力商品とされ、2007年3月まで1億1千万台を販売、携帯音楽プレーヤーとしては同時期のiPodの販売台数の1億台を抜く。日本でもAu (携帯電話)|auからCDMA 1X WINの2006年夏モデルとしてウォークマンケータイW42Sが同年6月に発売され、2007年には後継のW52Sも発売された。* W42S (1GB内蔵メモリー・メモリースティックDuo/PRO Duo対応)
関連商品
ITmedia +D PCUPdate:“中国人による中国人のための”ウォークマンを日本人が使ってみた
歴史
初のウォークマン「TPS-L2」発売。
初のディスクマン「D-50」発売。
ウォークマン10周年
初のMDウォークマン「MZ-1」・「MZ-2P」発売。
ウォークマン15周年
ウォークマン「WM-EX1」発売。現在までに発売されたウォークマンの中で最も販売台数が多い機種である。
マイクロプラグからステレオミニプラグへの移行が始まる。
「ディスクマン」が、一部を除きウォークマンブランドに吸収される。
ウォークマン20周年。それに伴い、記念モデルとして「WM-WE01」・「WM-EX20」発売。
同時に、CDウォークマン15周年記念として「D-E01」発売。
今まで各プレーヤで別々になっていたカタログが統合される。
初のメモリースティック|MSウォークマン「NW-MS7」発売。翌年、ネットワークウォークマンの一分野に統合される。
ウォークマンのロゴマークが変更される。これはCD、MDの名を冠したロゴを廃し、ロゴマークを統一させたものだった。
初のシリコンメモリ型ネットワークウォークマン「NW-E3」発売
初のNetMDウォークマン「MZ-N1」発売。
初のDVDウォークマン「D-VM1」発売。(DVDディスクマンが過去に発売されていたが、持ち歩く用途ではなかった)
MD10周年記念モデルとして、「MZ-E10」・「MZ-N10」発売。
再生専用NetMDウォークマン「MZ-NE810」発売。
初のHi-MDウォークマン「MZ-NH1」を発売。
ウォークマン25周年。記念モデルである初のハードディスク型ネットワークウォークマン「NW-HD1」発売。
1GBフラッシュメモリー内蔵の「NW-E99」発売。
「NW-E507」「NW-E505」「NW-E407」「NW-E405」で初の50時間再生バッテリー搭載。
''ネットワークウォークマン''の名称を廃止。''ウォークマン''の名称をそれまでのネットワークウォークマンにも適応させた。
9月8日、新iPod|iPod(iPod nano)発表・発売と同じ日に、新ウォークマン「NW-A3000」「NW-A1000」「NW-A608」「NW-A607」「NW-A605」発表、ただし発売は11月。
それまでも「WM」を冠した携帯電話は存在したが、正式に日本初のウォークマンケータイとして、「W42S」発表。
「NW-S706F」「NW-S705F」「NW-S703F」で、初の本体内蔵ノイズキャンセリング機能搭載。
「NW-A808」「NW-A807」「NW-A805」で初のビデオ再生機能搭載。
「NW-A919」「NW-A918」「NW-A916」で初のワンセグ機能搭載。
主なCMとイメージキャラクター
歴代ウォークマンのCMは、その斬新さやグラフィック性から人々の記憶に残るものが多い。1979年に放映された、浴衣を着た老人と赤いレオタード姿の金髪女性がTPS-L2を片手に踊る初代ウォークマンのCMは、「ウォーキングステレオ」を明確にアピールしたものとなっていた。また、1987年に放映されたWM-501のCMは、猿のチョロ松が芦ノ湖をバックにウォークマンで音楽を聴きながら瞑想するというもので、当時かなりの話題を集める。(キャッチコピー「音が進化した。人はどうですか?」「どこまで行ったら、未来だろう。」)しかし、実際には音楽を聴いているわけではなかったという。ちなみにチョロ松は29歳(人間で言えば100歳超)まで生き、2007年1月14日に老衰で死亡した。その他、「20世紀のおみやげに」などの名キャッチコピーも生まれている。イメージキャラクター
開発経緯
カセットテープタイプの初代ウォークマンの開発の言い出したのは、当時会長であり、創業者の一人でもあった、盛田昭夫であった。同氏の娘が海外旅行から帰った際に「ただいま」も言わず自分の部屋で音楽を聴いていたのを見て、いつでもどこでも、音楽を聴ける物は作れないかと考え開発の指示をした。
当時社内から、スピーカーの無いプレーヤーは絶対に売れないと反発されたが、それを押し切り開発を続行、思いのほか音質が良いと感じたと言う。
IT Media 2007.7.17
備考
脚注
関連項目
外部リンク
W.Walkman ウォークマンオフィシャルサイト
ブランドコンセプトと歴史
商品のあゆみ パーソナルオーディオ
ウォークマン20周年
http://www.h2.dion.ne.jp/~ymgsnet/ymgsworksfile/index.html
YMGS WORK FILES(20周年イベント関連展示、ビーンズウォークマン)
http://web.archive.org/web/20020220005518/www.zdnet.co.jp/news/9907/01/sony.html
ZDNet(20周年記念式典のニュース記事)
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200005/00-0515B/
新ウォークマンロゴW.(ダブルドット)
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press_Archive/200209/02-0902/index.html
MD10周年
ウォークマン25周年
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/news/qfhh7c000000m4c2-att/history.pdf
ウォークマン歴史年表 (PDF)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040701/sony3.htm
AV Watch(25周年記念パーティのニュース記事)
http://ascii24.com/news/i/hard/article/2004/07/01/print/650180.html
ASCII24(2004年3月末時点でのウォークマン生産台数内訳)
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◆ウォークマンについてピックアップ D-E900(D-777のマイナーチェンジモデル。ブルーマイカ塗装を採用し、一台一台違った表情に仕上げる) D-E800(連続音飛びキャンセラー搭載。またこの機種以降マイクロプラグを廃止しステレオミニプラグに移行) D-E500(単三アルカリ乾電池で45時間連続再生。このモデルから愛称が全面的に「CDウォークマン」に切り替わる) D-E305 (1b... |



