<オープンリールの知識>
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2007/09/26 日記<オープンリール>
オープンリール
オープンリールは、テープを巻いたリールが単体で存在する形態をいう。カートリッジにリールが内蔵され、直接リールに触らずに操作できる方式と対照して用いる。その種のテープを使って録音する型の記録再生装置をオープンリール式記録再生装置(オープンリール式テープレコーダ等)、またはそのテープメディア (媒体)|メディアをオープンリール式テープという。機器、テープを含め略して「オープン」とだけ呼ばれることもある。
概要
カートリッジ方式と異なり、リールが剥き出しになっており、記録・再生の際には利用者が直接リールを操作する。リールに巻き取られたテープを記録装置に装着し、記録/再生用のヘッドやテープ送り機構(キャプスタンおよびピンチローラー)を経由して巻き取り側のリールに巻きつけてからでないと使えない。普通テープを取り外す時は、テープをすべて巻き戻してから取り外す。カセット型(オーディオ用だとコンパクトカセットやDATなど)やカートリッジ型(オーディオ用だと8トラック)に比べると扱いが面倒である。一方で、高速・大容量の記録ができるため音質・画質に優れ、コンピュータ用ではより多くのデータを扱うことができた。またオーディオ用アナログテープにおいては音源の頭出しがわかりやすく、テープを直接切って繋ぐ編集が容易であるなど操作性に優れていた。記録機器としては音声用(テープレコーダー)、映像用(ビデオテープレコーダ(VTR))、コンピュータ用データ(MT装置)、アナログ信号を記録するための計測用データレコーダ等がある。音声、映像、コンピュータ用のいずれも、業務用を含め1990年代に入ると、カセット式やカートリッジ式のテープメディアに置き換えられ、2000年代に差し掛かる頃にはディスク装置の高密度化と価格低下(DAWによるハードディスク録音など)も加わり、現在ではほとんど使われなくなっている。なお、NHKの公開番組において、歌手が唄う際カラオケ用の音源として、2007年現在もオープンリールが使用されているケースがある。動作が見えてわかりやすいのでスタートの確認がしやすい、というのが一つの理由である(2007年9月12日深夜放送「ラジオ深夜便」(日本放送協会|NHKNHKラジオ第1放送|ラジオ第一放送・NHK-FM放送|NHK-FM)にて宮川泰夫の発言より)。
音声用
アナログ記録方式
しかし、テープの大きさ(リールの直径)が5インチ、7インチ、10インチ、12インチ、14インチと記録時間に比例して大きくなる。また、テープの厚みによっても最大録音時間が変わる。厚み50μmが「標準」で、35μmでは録音時間が1.5倍(ロング、と称する)、25μmでは2倍(ダブル)、18μmでは3倍となる。
テープのベースフィルム材質が改良された後は35μmテープが実用上十分な強度を持つようになり、タフさが求められるプロ用途では50μmテープが好んで用いられるが、民生用では35μmテープが標準的に用いられ、25μmおよび18μmは特に長時間録音が必要な用途に用いられる。薄いテープは、同じサイズのリールで長いテープ長を巻くことができる長所があるが、その反面機械的強度が弱く(切れやすい、伸びやすい)、手切り編集での作業性が良くない、転写が大きい、などという短所がある。また、薄いテープでは磁性体層の厚みも薄くなるので、中低音域での感度および最大出力が低下する。一方、高音域は磁性体表面近くにしか記録されないので磁性体層の厚みの影響を受けにくく、薄いテープでは周波数特性が高音域で相対的に上昇する傾向がある。
デジタル記録方式
PCMデジタル録音が開発・普及されるまでは、レコード用の音源録音は基本的にアナログオープンリール方式で行われた。ちなみに、初期のデジタル録音(日本コロムビア/デンオン)ではオープンリールの2インチVTR|2インチビデオテープレコーダが用いられた。デジタル記録固定ヘッドオープンリール方式では
などがある。最近では家庭ではほとんど使われておらず、業務用も過去の録音素材を再生する用途が主体である。
映像用
放送用VTRとしては、初期の4ヘッドVTR(2インチVTR)から、1980年代から使われた1インチVTR|1インチCフォーマットVTR等がある。家庭用には、1960年代後半から70年代前半にかけて1/2インチのものが存在した(AKAI professional|アカイからは1/4インチのものが発売されていた)が、高価だった(第1号の製品は19万8000円だった)ことなどから一部の富裕層や放送関係者などが利用しただけで、一般家庭にはほとんど普及せず、工業用、あるいは学校等の教育現場用として利用された。家庭用には、のちにカセット方式のVTRが普及することになる。また、初期のハイビジョン(HDTV)用VTRも1インチオープンリール型である。
コンピュータ用
テープの長さとしては、最大の2400フィート(リール直径40センチ程度)をはじめ、1200フィート(リール直径25センチ程度)、600フィート(リール直径15センチ程度)があり、記録密度として、800BPI、1600BPI、6250BPI等があった(ビット毎インチ#ビット毎インチ|BPIはBit Per Inch)。大型の装置はオートスレッディング(テープを供給リールから巻き取りリールに空気を利用して自動的に装填する)機構を備え、運用性を改善していた。
オープンリールが印象的な映像作品
関連項目
デンスケ (録音機)
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◆オープンリールについてピックアップ その他、業務用途では、多チャンネルのマルチトラックレコーダ|マルチトラック録音機もあり、幅広テープを使用している。 タイムコードトラック: 音声信号以外に時間情報を記録するトラックを装備する物もある。タイムコードはSMPTEにより規格化されている。マルチトラック機種では音声トラックのうち1本をタイムコードトラックに割り当てるのが一般的である。2トラック機の場... |
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