<ハモンドオルガンの知識>
2007/08/07 日記<ハモンドオルガン>
ハモンドオルガン
ハモンドオルガン(Hammond Organ)とは、電子オルガンの一種。機械的に同期した数本の軸に取り付けた多数の歯車(トーン・ホイール)を回転させて、マグネティック・ピックアップを近接させて設置して、その歯の通過を電気波形に変換した音源により鍵盤で演奏する電気楽器である。パイプオルガンの音色調整の仕組みを模していると言える。元来、前線の軍隊での礼拝用にパイプオルガンの代わりにローレンス・ハモンドによって1934年に作られたもので、大きさと運搬上の頑健さを考慮し、狂いやすい電子発信機でなく、歯車を使用した機械式の発信機を採用した。おのおのの歯車が発生する波形は、楽音の基本波と完全に同期した整数倍の波が得られるため、その出力の混合比を調整することで、合成波形が変化して音色を自由に調整できる。この整数倍高調波の比率を変化させる9本の操作棒がありハーモニック・ドローバーという。ただし、音程の違いを主歯車と子歯車の比率のみで行っていたために、自然音階とも平均率音階とも一致させることはできず、微妙なうねりを含んだ音を発生する。このうねりがハモンド・トーンとよばれ、愛好者を生み、純電子式オルガン全盛の時代にも駆逐されることはなかった。電気的出力を得るために、さらにアンプで音響を調節したり、ロータリースピーカー(レスリー・ユニット)やエフェクターなどで、パイプオルガンのような重音効果を出したり、音色を加工して表現力豊かな演奏が行える。後に、この仕組みは電子回路による発振に置き換えられて完全に電子化され、さらにシンセサイザー|デジタル・シンセサイザーへと形を変えたが、サンプリングされた機械式ハモンドオルガンの音を使用しており、ハモンド・トーンは健在である。ジャズ・コンボ(バンド)などで使用される他に、パイプオルガンの代用として荘厳な音色を用いたプログレッシブ・ロックや、出力をさらにアンプで歪ませた強烈な音色でハードロックに使用される。ちなみにハモンドオルガンは日本で販売されるようになった当初は、あのメンソレータムで知られる近江兄弟社が販売代理を行っていた。これは創業者がオルガン奏者だったことによる。
関連事項
ジミー・スミス
リチャード・ティー
ジョン・ロード
キース・エマーソン
ジョーイ・デフランセスコ
酒井 潮
外部リンク
株式会社ハモンド・スズキ
高木庵
ワイエスコーポレーション
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