<リリコンの知識>
2007/07/28 日記<リリコン>
リリコン
リリコン (Lyricon) は、電子楽器の一種である。
概要
リリコンは1970年代にアメリカ合衆国|米国で開発されたアナログシンセサイザーを用いた電子楽器で管楽器と同様の吹奏楽器である。Lyriconという名称は米国コンピュトーン社 (Computone Inc.) 固有の商品名で、Lyrical+Controlの造語。電子楽器で一般的なキーボードによる演奏とは異なり息遣いによる繊細な演奏が可能だったが、高額でセッティングが面倒な事もあって余り普及せず、最終的にメーカーが倒産して製造中止になった。現在は中古品が取引されるのみである。後にヤマハがコンピュトーン社の特許を買い取り、MIDI|MIDI規格のYAMAHA WXシリーズ|WX7を開発した。AKAI professional|AKAIなどでもニール・スタイナー氏のEVI、EWIのライセンス製造(AKAI EWIシリーズ)をし、この種の楽器を総じてウインドシンセサイザーと呼ぶ。リリコンはリード (楽器)|リードを持つ管楽器であり、形状はソプラノサクソフォーン|サックスに似ているが、クラリネットなどとは異なり、リードは発音体ではなく演奏者の唇の圧力をリップセンサーに伝える役割を果している。またキーも電気スイッチであり、一般的な管楽器の様に穴の開閉を行うわけでは無い。さらに吹き込んだ息の圧力を検知するブレスセンサーが付いている。リリコンは管の末端から伸びたケーブルでシンセサイザーに接続され、リップセンサー、ブレスセンサー、キーの状態の情報を元にオシレータからの発信音を加工して演奏する。一般的なセッティングとして、リップセンサーの情報をVCO、ブレスセンサーの情報をVCFとVCA、キーの状態をVCOに入力することで、シンセサイザーの音源を管楽器のアーティキュレーションで演奏することができる。当初発売されたリリコンI、リリコンIIは専用のシンセサイザーが付属しており、独特な味わいのある音色が得られた。後に当時の一般的なシンセサイザーを外部接続するコントローラーとして、ウインドシンセサイザードライバーが発売された。
演奏者
リリコンを多用していた当時のミュージシャンは、ジャズ・フュージョン系のサックス奏者であるトム・スコット (ミュージシャン)|トム・スコット、ウィンダム・ヒル・レコードに所属していたShadowfaxのChuck Greenbergが挙げられる。日本ではザ・スクエア(現T-SQUARE)のサックス奏者、伊東たけしが使用していた事でリリコンは一躍有名になった。リリコンを使用したT-SQUAREのナンバーに『OMENS OF LOVE』(アルバム『R・E・S・O・R・T』収録)、前フォーミュラ1|F1主題歌で有名な『TRUTH』(アルバム『TRUTH』収録)などがある。
関連項目
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◆リリコンについてピックアップ リリコンは1970年代にアメリカ合衆国|米国で開発されたアナログシンセサイザーを用いた電子楽器で管楽器と同様の吹奏楽器である。Lyriconという名称は米国コンピュトーン社 (Computone Inc.) 固有の商品名で、Lyrical+Controlの造語。電子楽器で一般的なキーボードによる演奏とは異なり息遣いによる繊細な演奏が可能だったが、高額でセッテ... |
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